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「ちゃんと食べる」ということ

更新日:2020年6月17日


 先週の日曜日、私が所属するオーソモレキュラーアカデミーの「分子栄養学講座」のzoomセミナーがありました。朝の10:00から夕方5:00まで、途中1時間の休憩を挟んで内容の濃い勉強会でした。

 主催者である安藤麻希子先生の栄養の専門的な深い深い講義のあと、声を大にして

ちゃんと食べる!」「とにかく食事を変えていただきたい。これにつきる」

と、仰られた時には思わず画面に向かって拍手をしてしまいました。

そう、この「ちゃんと食べる」ことをいかに伝えられるか、と言うことを勤務先のクリニックで患者さんに食事アドバイスをする時、私はいつも考えさせられるのです。

 比較的、若い患者さんが多い皮膚科のクリニックです。学生さんやお勤めされている方、仕事を持っているお母さん、この方々に普段食べているお食事を書いていただくのですが、3食食べている方の方が少ない事に当初驚きました。

また、一人暮らしの方の中には、朝食が「パンと水」と言う方も多かったです。食パン一枚を何もつけずに水で流し込んでおしまい。

 晩ご飯は、家族が好きなものをスーパーやコンビニで買ってきて、バラバラで食べるというスタイルも特別な事ではないようです。

 

 分子栄養学的に言えば小麦製品は避けた方がいい食材です。でも、コンビニでパンを買うだけの時間しか無いのであれば、そこにゆで卵を付けるだけでも栄養学的に整った食事の第一歩です。

家族がバラバラに食べるスタイルであってもお味噌汁やスープは用意する。たったそれだけの事でも「ちゃんと」に近づくと思います。

 

 栄養を満たす事と心を満たす事が同時にできる食事が「細胞が喜ぶ食事」ではないでしょうか。今日の「私」は今までの食べ物でできています。もし不調があるなら明日から食べるものや食べ方に、もう少し興味と気遣いをする事で元気を取り戻せるかもしれません。


 

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